バッテリ動作の回路から信号を受け取る

きょうはとても単純な注意点だけです。 でも知っていないととんでもない製品ができてしまいます。 設計時の動作試験では見つかりません。
カレンダ時計 (Time-of-Day clock) や S-RAM を使ったデータ記憶ではバッテリで電源を与えてあることがほとんどです。 その回路ブロックから信号を受け取るのはたいてい CMOS の IC が使われるでしょう。 右のようになります。
もちろん電圧レベルの変換が必要なときもありますが、図では面倒なので 3.6 V のリチウム電池の回路を、3.3 V の Vdd の CMOS 受けた例を描きました。
製品の設計時の試験や製造の試験では多分問題なく動作してパスするでしょう。
しかし、お客様から苦情が来たり、製品の悪い評判が立つかもしれません。
それは、バッテリの消耗が速すぎるというものです。信号を受け取る方の CMOS の入力端子は、ESD 保護のためにダイオードが入っています。 電源が入っていないときに入力信号が正に振れますと、このダイオードを通して Vcc に流れ出てしまいます。 右に描いた赤い線のとおりです。
こういうときは、両者の境界に AND バッファをひとつ置いて、その電源はバッテリから供給し、入力に受信側の電源を与えておいてやります。 右図の通りです。

47k は単なる保護抵抗です。
言われてみれば 「なんだ」 というような簡単なことがらですが、設計時につい忘れてしまうことがあります。
これはディジタル回路ですかね、、、アナログのセンスも必要だし、、、、
