このサイトについて
いうまでもなく、テクノロジーは人々や国を栄えさせる原動力です。 また、人の幸福は、それがすべてではないにしても、 繁栄していることが条件となっています。
そういう意味で、なんとか日本の工業に昔の栄光を取り戻してもらいたいものです。
私の得意分野はアナログ回路です。 私に寄与できることはこの分野ぐらいしかないのですが、微力を尽くしてみたいと思います。
いまや枯れかけの技術であるアナログ電子回路について、その設計の勘どころ、基本、考え方、芸術性、などなど心の赴くままに、順次記事を書いていく心づもりです。
記事の内容は、心を広くして、アナログ回路に限定せず、高周波回路、マイクロ波回路、単純なデジタル回路にも踏込む予定です。
また、学校で習うことははぶいて、教えてくれないけれども知っておかないとちゃんとした設計ができないことがらに重点を置きたいと思います。 これらは伝承的な側面がありますから、アナログのエンジニアが少なくなってゆきますと廃れる運命にあります。
日本の電子回路技術からアナログのスキルがどんどん消えていくのは残念なことです。 このサイトがそれを少しでもくい止めることができれば幸いです。
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上に書きましたが、芸術性とは何でしょうか?
芸術というとき、すぐに頭に浮んでくることは次のような単語でしょう。
絵画
音楽
詩、短歌
陶芸
彫刻
書道
映画
これらに共通していることは何でしょう。
どうも、自然が作ったものでないこと、という条件があるようです。
芸術というと英語では Art といいますが、Art には少しニュアンスの異なる概念が含まれています。
Artificial という単語で分るように「人が作ったもの」という意味も入っています。 Artifact は自然物に対する人工物です。
Art は日本語では「工芸」という単語が近いような気がします。
芸術性の二つ目の条件としては、独創性や新規性もあるのでしょう。 教科書通りの絵を描いても芸術性は評価されないでしょうね。
最後になりましたが、もちろん、芸術性のあるものとは作者本人だけでなく、他の人に対して共感や感動を与えることが必要です。
回路設計にもそのようなことがあるのではないでしょうか? 私も、他人の作った回路を眺めたり解析したりすることがありますが、時々「あっ、すごい」とか「おお、そんな方法があったか」といった感動を覚えることがあります。
デジタル回路でもそのようなことがありますが(例えば、高速の掛算回路のパリティ生成)どちらかというとアナログ回路を見ているときの方が多いように思います。
ときどき、問題を処理するために自分で考えて作った方法と同じ回路を、自分より前に他の人が作っているのを発見して、「あ、同じ問題にぶつかったんだ。考え方が同じ人がいる」と共感を感じることもあります。
このサイトに書く記事は必ずしも芸術性が高いものばかりではありませんが、若い技術者の方々に少しでも感動を持っていただければ幸いです。
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せいぜいお役立てください。
2004 年 11 月 サイトオーナ 藤原
